2011年の3月5日に東北新幹線の東京~新青森間に新しい新幹線「はやぶさ」が登場しました。
このはやぶさには、普通席やグリーン車の他にファーストクラスが用意されています。
その名は、「グランクラス」。
このグランクラスは、いったいどんな車両なのでしょうか?
(2013年12月)

granclass
グランクラスは、全18席のみとなっており、和洋から選べる軽食や多様なお酒があり、客室には専属の乗務員がついています。
新幹線といっても、東京駅から新青森駅までは約3時間ありますので、その間にこのようなサービスが充実していることは、利用者にとってとてもうれしいことです。
それでいて、価格は通常の席にプラス1万円程度とお手頃でした。
そんなグランクラスに乗ってみて感じた、個人的な感想をいくつかあげてみます。

添乗員さんがすばらしい!
すでに述べたように、このグランクラスには専属の乗務員がいるのですが、とてもよいです。
全18席しかないので、飛行機と比べると一人あたりの担当人数が少ないこともあると思いますが、一人一人に対するサービスの時間や質が良いと感じました。
また、私が乗った時の添乗員さんは、自ら乗客とのコミュニケーションを積極的にとろうとしていたところが印象的でした。(ありがちな必要最低限のコミュニケーションではなく)

シートがすばらしい!
グランクラスのシートが個人的には好きでした。
というのも、前と横にスペースが確保されていることで、広々とした空間を感じられるシートであることはもちろんですが、それ以外にシートを様々な状態にボタン一つで変更できることもよいと感じました。
かなり微調整がきくので、自分に最適なポジションがみつけられると思います。
また、座席は調べてみて分かったのですが、JR東日本とドイツのレカロ社と川崎重工、日立製作所とのコラボにより開発されたようで、レカロ社はベンツなどの自動車座席、JALのファーストクラス座席などの開発実績があるようです。

Wifiがあるとなおよし。
日本では、お店などで無料WiFiが飛んでいることが少ないので驚きはしませんが、このグランクラスにもWiFiはありませんでした。
グランクラスに乗る目的や客層はわかりませんが、3時間という移動時間の中でインターネットを利用されるお客様は少なくないと思います。(私もその中の一人)
移動中に仕事をされる方もいるかもしれませんので、あると便利かと思います。
また、外国人旅行客(私が乗った時はいませんでしたが)の利用ももしかしたらあるかもしれません。
そういった場合は、彼らはWiFiがあるととても助かると思います。

正直なところ、とてもよい車両だと感じました。
添乗員さんや、飲食物、設備はどれも満足できるものでした。
WiFiも仕事などがなければ使うこともないと思いますので、その場合はなくても気になりません。
今後もし、東京から青森に向かう機会がありましたら、その際はグランクラスも検討してみてはいかがでしょうか。