石垣島のそば屋さん

石垣島はよいところです。

高い建物はありませんし、島の人はよい人ばかり。
東京と比べると10度ほど暖かいので過ごしやすいですし、少し足を伸ばせばきれいな離島に行くことができます。
また、私は東京に住んでいますが、羽田から直行便が出ているため感覚的に近く感じます。

そんな石垣島の名物の一つに、「八重山そば」があります。 
先日石垣島にいった際も、もれなく人気のそば屋さんでそばを食べてきました。

友人に紹介されたお店で「来夏世」(くなつゆ)というところです。
石垣小学校のすぐ近くにあります。
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さっそく八重山そばをいただきました。
透き通ったつゆは、見た目を裏切らないあっさりとした味わい。
八重山そば独特のやわらかい麺の食感。
控えめにトッピングがのっていますが、しっかりと味がついています。
島唐辛子を泡盛につけ込んだコーレグースをかければ、味がしまってこれまたおいしい。
普通盛りで450円と安いですが、堪能させていただきました。 

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帰り際に思い出に写真を撮ってきました。
いやー満足満足。 
また石垣島に来る際は、食べに来たいと思えるお店でした。


希少性の原理

話は変わりますが、心理学に「希少性の原理」というものがあります。

簡単にいうと、人間というのはあるものが希少であればあるほどそれに価値を感じる、という原理です。
結構有名な法則で、ビジネスや恋愛にも応用されているものでもあります。
海外の例はあまり詳しくありませんが、日本において、「期間限定」や「数量限定」といった言葉に消費者が弱いのはこの原理が作用しているからと考えられます。

飲食店なんかの例を考えてみると、「ランチタイム限定!」とか、「限定50食!」なんてうたわれていると、ちょっといってみようかなと思えてしまうのは、この原理が作用しているのかもしれません。


石垣島のそば屋さんと希少性の原理の関係
最初に紹介したそば屋さんは、何の変哲もないそば屋さんですが、このそば屋さんにはこの希少性の原理が働くと勝手に考えています。

なぜならば、そば屋さんの看板を見ていただくとわかると思いますが(ちょっと見づらいですが)営業時間が、
「AM11:00〜PM2:00ごろ 定休日/日曜日」
となっているからです。

1日に約3時間、週に6日、つまり1週間に18時間しか営業していないことになります。
終わりの時間が2時「ごろ」となっているのは、材料がなくなり次第終了となることも考えられますので、もっと短いときもあるかもしれません。

これは、言い換えると毎日が「ランチタイム限定!」営業な訳です。(やや強引ですが)

となると、現地の方はさておき、内地からきた旅行客にとっては、石垣島に滞在する日数なんて平均するとだいたい2日くらいだと思いますので、食べられるチャンスが6時間しかないのです。
週末を挟んできた場合は、日曜日が定休日ですので、実質3時間しかありません。
これはとても貴重です。

ということで、このそば屋さんには旅行客に対する希少性の原理が働いているのではと考えた次第です。
(そもそも旅行客が、このそば屋さんの存在に気づかないと行けない訳ですが。)